取り入れたい企業・個人の方へ

人が健康であるためには、身体を動かす・運動をする、という要素が欠かせない。また、スポーツは人の心を動かす、感動を生むことは多くの人が納得するところだと思います。毎日スポーツニュースを耳にするように、日常会話にはスポーツの話題があふれます。

人の身体とこころの健康、そして人と人との関わりを通じて生まれる健康は社会的健康と呼ばれ、総じて「ウェルビーイング(well-being)」と称されます。

健康とは、単なる病気のあるなしではなく、こういった肉体的にも精神的にも社会的にも満たされた、ウェルビーイングな状態を指します。

身体を動かすことは、このウェルビーイングにとっても近道となります。

意識する、しないにかかわらず、健康は大事だとは思いますが、

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いつまでも元気で、健康で、自分が思い描く人生を歩んでいきたい。誰しもそう思うのではないでしょうか。

私たち、医師や看護師、管理栄養士、理学療法士、公認心理師といった医療従事者は、病院にいるのが当たり前で、病気を治す、損なわれた健康を取り戻すことに注力してきました。

しかしながら、やはり病気になる前に、なんとかできることはなんとかしたい、未病・予防医療に真剣に取り組むのが私たちの社会における役割と思い、2021年Doctor’s Fitnessを立ち上げ、診療所とフィットネススタジオをオープンしました。

未病・予防には、適切に運動すること、適切に食事をとること、適切に身体を休めることが何よりも重要です。

すでに、フィットネスの現場では、トレーナー・インストラクターの方が、ボディケアの現場では、様々な国家資格等を持つ方が、各々の領域のプロとしてベストをつくしている姿を目の当たりにし、その高い能力に感銘を受けました。

まさに、予防医療の最前線を担っている人たちがここにいるんだな、と確信しました。

クライアントの方との信頼関係があり、かつコミュニケーションを取る時間も十分にある。

フィットネス業界・ボディケア業界の方と医療業界がもっとコミュニケーションを取り、お互いを理解し、より高い価値を生み出すことが重要だな・・そのために私たちはまず何ができるのだろうと考え、出した1つ目の答えが「学ぶ」場を作ることでした。

実際、病気になるとどんなことになるのか、どんな前兆あるのか、早めに調べたほうがいいことはあるのか、薬を飲むのがいいのはどんな時か・・

また、実際行っているフィットネスやボディケアの効果を、血液検査や超音波検査、睡眠検査を用いた数値として共有し、クライアントの納得感を増すことで、フィットネスやボディケアを継続するモチベーションになることも大事かもしれません。

「学び」を通じて、今まで知らなかった「医療」の領域を知ることで、予防医療従事者として活躍し、成長し続けるよう、一緒にやっていけたらな、と思います。

代表医師 宮脇大