予防医療概論では、「病気」というものがどのようにしてなっていくのか、どの段階で、どのようにして予防してくのか、について学びます。
その上で、重要な考え方は「リスク」という概念。
血圧高いですね、あら150/83mmHgですね。お薬飲まないとダメですね、お薬出しますね・・
これで、みなさん納得できるでしょうか??
人それぞれ「生きる」ことに対して、価値観があり、できるだけその価値観に沿って、適切な情報を提示した上で治療・リスク管理を行っていくわけです。
「血圧が高いと、80歳くらいになって、時々お腹痛くなるよ!!」だから、薬今から飲みましょうね、と言われても、誰も飲まないですよね・・
まずは「リスク」という考え方を身につけましょう。
次に、病気になるリスクとして、遺伝的要因について学びます。
残念ながら、なんでもかんでも、運動したら良くなるわけでもありません。よい食生活をしていても、病気になる時はなってしまいます。
病気になるリスクを考えるうえで「遺伝的素因」ということは、理解しておくことが必要になるでしょう。
父親・母親に高血圧があるからといって、自分は高血圧になるでしょうか?逆に、父親も母親も高血圧ではないからといって、自分は高血圧にならないでしょうか??
遺伝リスクというのは、皆さんが思っているほど単純なものではありません。
サイエンスとしての医学、人のカラダを知るのはとてもおもしろいと思います。実際、まだまだ分からないことも多いのが医学の分野。
ぜひ、一緒に予防医療を学んでみましょう!!