要介護状態になる原因で多いのは、認知症や脳血管疾患、そして転倒・骨折です。
骨折しやすい=骨粗鬆症、ということですが、その骨粗鬆症のメカニズムを勉強します。
新陳代謝、という言葉を知っていると思いますが、実は骨も新陳代謝をしています。新しい骨をつくる「骨芽細胞」と古くなった骨を壊す「破骨細胞」が、同時に働いて、骨量というのが保たれています。
特に、女性は男性の何倍も骨粗鬆症になりやすいのですが、これは女性ホルモンである「エストロゲン」が原因です。このエストロゲンが閉経後に低下することで、破骨細胞をコントロールできなくなり、骨代謝のバランスが崩れてしまうのです。
骨密度を上げるには、運動が大事です。重力に逆らって活動することは、それだけで十分良いトレーニングですし、トレーニングの原則と同様、負荷をかけることが重要です。
また、骨をつくるために、ビタミンDも大事です。日本人の98%がビタミンD不足!!といった驚きの研究結果は、一般の新聞にも掲載されるほどインパクトがあるものでした。
では、ビタミンDが不足しないためには、どんな生活習慣が必要なのでしょうか?
ビタミンDを多く含む食べ物だけ食べていたらいいのでしょうか??
そんなことが講義では明らかになってきますよ!!
続いて「がん」のお話もしていきます。
カラダの上の方から順番に行くと、まず胃がん。
その前に、胃の働きについて、もう一度おさらいしましょう。
胃の容積は、1.5~2L程度、だいたい食べたものは2~6時間胃の中で消化、殺菌され、アルコール分は吸収されていきます。
前回のお話にあったように、この殺菌の大半を担う「胃酸」こそが、逆流性食道炎の原因となるわけですが、この胃酸が多く出る原因は??
また胃がんリスクの代表格は「ピロリ菌」
ピロリ菌についても、知っておくといいことはたくさん!!
また、毎日快便になるためのコツを学びます。
内科の診療所をやっていると、便秘に悩む方はそれなりに多いことがよくわかります。
便がどうやって作られるか、排便がどのようなメカニズムで行われるのか。これを知ると、毎日快便に一歩近づきます。
朝ごはんを食べる、トイレ行きたいな、と思ったときにトイレにいく。これが大原則になりますが、その医学的背景を知ることで、理解がとても深まりますよ!!
また、排便しやすい姿勢についても学ぶことができます。ある本には、うんこは自然に出るもの、「出すもの」じゃなくて「落とすもの」だよ、と書いてあります。ほんと、その通り!!